いつの間にかえらい値上がりしているビットコイン。
ビットコインはいったい何なんだろう。そもそも暗号通貨ってなんだろう。
今回は暗号通貨について学んでみます。
暗号通貨は、英語だと前回書いたとおり、
cryptocurrency
crypto(暗号の)
currency(通貨)
となり、本来は暗号技術がベースとなっている通貨のことを指します。
例えばビットコインも日本では仮想通貨ってよく言われているけれど、成り立ち、性質を考えると正確には暗号通貨という方がいいみたいです。
仮想通貨というと、WebMoney・BitCashといった電子マネーや、オンラインゲームで利用されるゲーム内通貨も含まれてしまうのです。
さて、この暗号通貨ですが、ビットコインが特に有名です。
ビットコインはサトシ・ナカモトという開発者によって発明されたと言われています。
暗号通貨の肝、ブロックチェーン
サトシ・ナカモト（英文表記：Satoshi Nakamoto）は「ブロックチェーン」という技術を用いてビットコインの運用を始めたと言われています。
論文のリンクは以下になります。
この「ブロックチェーン」とは、「分散型ネットワーク」といいます。
よくわかりませんね？
ブロックチェーンのブロックは「データベース」です。
暗号通貨の場合「取引履歴」とも言えます。
この履歴は、P2P（Peer to peer）方式によりユーザー同士が管理しており「分散型取引台帳」とも呼ばれています。
"ブロックチェーンは、「ブロック」と呼ばれるデータの単位を一定時間ごとに生成し、鎖（チェーン）のように連結していくことによりデータを保管するデータベースである"
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブロックチェーン
金融機関を介さず、 ユーザー同士でシステムを管理しあう構造になっています。
ブロックチェーンは、複数のコンピューターで分散して管理されているため、ビットコインの取引ごとのリアルタイム更新には対応できません。 なので、10分単位でまとめて承認作業が行われるという特徴があります。 ここで勘違いしないようにしたいのだけど、
ブロックチェーン≠ビットコイン
ですよ。
ブロックチェーンは他の暗号通貨にも使われています。
また、金融系の革新的な情報技術などにも使われています。
ブロックチェーンを仮想通貨以外に応用することをブロックチェーン2.0と呼ばれています。なんだかわけがわからなくなりますね。
新興諸国を対象に電子政府を超越したビットネイション構想が提出されており、現に南アフリカ共和国ではスマートメーターにブロックチェーンが適用されている。マン島は2016年8月8日モノのインターネットに対する応用を試験すると公表している。https://ja.wikipedia.org/wiki/ブロックチェーン
なお、ブロックチェーンに記録されている全ての取引履歴は「Blockchain.info」から確認できます。これは誰でも確認可能です。
確認できる取引履歴は以下のものになります。
- 10分単位で承認されたブロック内に含まれる取引件数
- 取引されたビットコインの量
- ハッシュ値
- 前ブロックのハッシュ値
ブロックチェーンにはパブリック型とプライベート型があり、それぞれ特徴があります。
「パブリック型（パブリックチェーン）」は、中央集権的な管理期間を持たず、不特定多数のだれでも自由に参加でき、だれでもマイニングに参加できるブロックチェーンを指します。ビットコインが代表的です。
「プライベート型（プライベートチェーン）」は、管理者がいるのが特徴です。マイニングを行うためには、管理者の許可によってコントロールできるため（パブリック型はマイナーの賛同を得なければならない）、金融システムの管理などに活用できるでしょう。
https://ferret-plus.com/7706
暗号通貨は仮想通貨でもありデジタル通貨でもある
これはその通りで、現物を手にした人はいないですよね？
いまのところ。
主な暗号通貨
ビットコイン
超有名ですよね。そもそも2009年にビットコインが初めてのブロックチェーンによる暗号通貨として登場したわけですし。これがなかったらどうなってるかわからないですね。
その他に、
イーサリアム
ビットコインキャッシュ
Monero
モナコイン
などなど山ほどあります。
数多くの暗号通貨がありますが、ビットコイン以外はオルトコイン（altcoins）と呼ばれることが多いです。
これはbitcoin alternative（ビットコインの代替）から来る造語です。
暗号通貨の統制は分散化されていて[6]、集中化されている電子マネーや集中化されている銀行システムとは対照的である[7]。この分散化された統制はビットコインの分散型台帳ブロックチェーンという取引データベースの使用に関係している[8]。
安全性や安定性もさらに問われることになると思いますが、
将来的に暗号通貨はますます広がるでしょう。
ただ、ビットコインだけでなく、他の通貨も広がっていくのではないかと思います。
その過程で淘汰されて消えるものもあるかもしれませんね。
もしかしたら自分でも新しい暗号通貨を作ることができるかもしれませんね。
暗号通貨に興味を持ったらこちらもチェックしてみてくださいね！
